grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

ダカール駅の構内に入ってみた

セネガルにはフランスが植民地時代に敷設した鉄道があり、隣のマリまで「ダカールニジェール鉄道(1925年開通)」としてつながっています。

現在は設備の老朽化などから運行本数は非常に少なく、マリの首都バマコとの間の直通運転が週に1回。旅客はダカールから東に70kmほどのティエスという町まで運行しているようですが、あとは貨物輸送を中心に細々と運営されているようです。

 

ダカール駅は港のすぐ近く。ところどころに細かい装飾が施されたファサード(正面)が印象的です。

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ただ、全くといっていいほどメンテされていないので、全体的に傷みは激しいです。正面左のDEPART(出発)の下から入ると、薄暗い駅舎の中にデスクがあり、係りの男たちが何人かいます。昨年初めて来たときは、素通りしたらすぐに呼び戻されたので、今度は一言声をかけてから中に入ります。特段、何かを提示する必要もなくそのまま通してくれました。

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駅舎は荒れ放題とまではいきませんが、管理が行き届いていないことは間違いなく、線路やホームも粗末です。ただ、運行はしているので、奥のほうに進んでいくと、車両整備担当と思われるスタッフが何人か集まっていました。とても動き出しそうにない車両たち・・・右側には事務室のようなものがあり、わずかな運行のため、最低限の業務がなされているという雰囲気です。

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目を見張るようなものもなく、ぼんやりしていると、間もなくしてまた係員がやってきてつまみ出されてしまいました・・・苦笑。連れ出されるときに、週に何本運行しているのか、どこまで運行しているのか等々、いくつか質問してみましたが、単に細かいことを知らないのか、気分を害しているのか、はては私の仏語が通じないのか、「貨物も旅客も運転してるよ」程度のそっけない返事でした。

 

ちなみに、駅前は駐車スペースになっており、ちょっとした憩いの場にもなっているようです。

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運行状況は別にして、駅自体をもっとキレいにしてちょっとした施設(イスタンブールのヨーロッパ側の駅にはちょっとしたホールがあり、イスラム教のダンスショーをやっていましたが、そんなイメージ)にすれば色々面白いのではないかと思いましたが、まあ、そういう駅の活用も、先進国的な発想なんでしょうね。ここではまだまだそれ以前に解決するべき問題がたくさんあるのでしょう。

それにしても、フランスって鉄道が大好きですね。西アフリカには、ここ以外にもアビジャンからブルキナファソニジェールまで続く鉄道がありますし、これもすべて植民地時代にフランスが整備したものです(今も貨物、旅客ともに本数はわずかながら運行中)。

鉄道は巨額の投資を必要とする複雑なシステムだけに、社会が安定し、かつ、高度かつ緻密に内部連携した運営組織が必要です。その意味では、なかなかアフリカにはなじみにくいインフラなのかもしれませんが、是非、日本も中古車両の提供や施設のリハビリにとどまらない、もう一歩踏み込んだ貢献ができたらいいなと思います。

セネガル参考図書。

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(リンク集)セネガル~マリの鉄道については、詳しい方、猛者の方々も何人かいらっしゃるようです。私もいつか乗ってみたいですが、マリも今はちょっと危ないですし当面チャンスはなさそうです。

http://www.alabo.org/senegal/koutuu03.htm

西アフリカ・セネガル&マリの旅行情報 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月

鉄道駅でバマコへの切符を買う@ダカール/セネガル