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grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

ラグビー界の高い壁、そして未来への期待

ラグビー日本代表、米国にも勝ったにも関わらず決勝トーナメント進出を逃しました。最後まで集中力を切らせず結果を出した日本代表に心から敬意を表したいです。

しかし、予選敗退という結果には納得いかないですね。

日本協会は、中三日で戦い、力を出し切れなかったスコットランド戦を例に、強豪国有利の日程を見直すよう統括団体のワールドラグビーに意見を申し入れるとのことです。本当にその通りです。

私なりの言葉で言えば、サッカー界と同様、これもまた、世界のラグビー界の序列、強豪国が結果的に勝ち上がる欧州・南半球スポーツの秩序に対する挑戦です。なかなか受け入れられないとは思いますが、それも、日本ラグビーの力が世界に認められつつある証拠ということでしょう。

次回の日本開催W杯に向けて期待が高まりますが、次の4年間こそが真に厳しい戦いの始まりです。

でも、我らがBrave Blossomsは、今よりもさらに厚くなった選手層で、きっとその壁を乗り越えてくれるに違いありません。

ところで、今回はいやがおうにも、五郎丸選手に注目が集まりました。

プレー自体もさることながら、五郎丸選手の成熟したものの見方、スポーツ選手の枠を飛び越えるような発言力も、多くの人に感銘を与えたと思います。

その一つが、日本代表に多くの外国人選手がおり、外国人選手が日本のために全身全霊で戦っていること、その素晴らしさを訴えたことでしょう。

ラグビーが注目されてる今だからこそ日本代表にいる外国人選手にもスポットを。彼らは母国の代表より日本を選び日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っている。これがラグビーだ。
(五郎丸選手のTwitterより)

そもそも、ラグビーの国代表になるには、サッカーなどのように国籍が基準ではなく、その国ラグビー協会に属していることなどが条件になりますが、それはそれとして、五郎丸選手のツイートは、これは単なるスポーツマンシップでも、ともに戦う仲間への友情というだけでなく、今後の日本社会の一つの方向性を指し示しているという点で、非常に視野が広い発言ですね。

ここまで社会や経済のグローバル化が進み、一方で少子化という現実もある中で、これからの日本は(高技能)労働者という形で、ともに働く仲間を受け入れていかざるを得ないでしょう。

この流れは実はもうずいぶん前から始まっていますが、今回のラグビー日本代表が象徴したような形で、日本の強みや個性を生かしながらもそれを世界のレベルで通用するようなやり方で示し、成果を出していく。そのためには、色々な価値観やバックグラウンドを持った人たちが、日本という土俵の中で共通の価値や目標を共有したうえで、世界を相手に結果を出していかねばなりません。

外国企業を誘致して日本経済を活性化するとか、外国人を含む人材のダイバーシティとか、そのような政策や一部大企業の方針が打ち出されて久しいですが、今回のラグビー日本代表のパフォーマンスや、五郎丸選手の上記の発言は、そういった方向性が具体的にどのように表現されるとよいかを、多くの人にわかりやすく、象徴的に提示したものと言えます。

そういう点でも、今回のラグビー日本代表の活躍は、今後の日本の進む道を鮮やかに照らしてくれたと言えるでしょう。

 

※ 南ア戦の勝利が「ワールドカップ史上最高の瞬間」に選ばれました!ワールドカップ直後の興奮冷めやらぬ中、かつ、Facebookでの投票ということですが、改めて、世界のファンに与えた衝撃の大きさがわかります(11/2追記)。

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