grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

コートジボワールの味、アチェケ

9月上旬から縁あって西アフリカのコートジボワールという国で働くことになりました。

北アフリカを除けば全く初めてのアフリカ。知識も経験もなく、フランス語が分かるという以外は何から何までど素人です。仕事も生活もすべてが不慣れなのですが、今のところ一番大変なのは、とにかく車がないと自由に動くことができないことです。

事前に聞いてはいましたし、世界を見渡せばそのような環境のところが圧倒的に多いというかその方が「普通」なのですが、公共交通網が発達した大都市の生活に慣れ、何よりも自分の足で歩き回る(あるいは自転車、昔はバイク)のが好きな自分としては、これは正直、ツラいですね。気分転換の前に、単純にとてつもない運動不足になります・・・

それでも、なかなか得難い経験ではありますし、それなりに旺盛な好奇心もあります。

そして何よりも、日本や、これまで住んだ国々と同様、周りの人に助けられ、何不自由なくとはいいませんが、新たな環境、新鮮な光景や出来事を楽しみ、けっこう元気に過ごしているというところです。

で、コートジボワール。日本ではなかなか馴染みがない国ですが、最近では昨年のサッカーW杯で日本が初戦で当たり苦杯をなめたということで記憶している方も多いのではないでしょうか。

これから、ブログでも色々なことを紹介できればと思いますが、まずは「食」。

実は、こちらに来る前から、在日コートジボワール人や、在留・出張経験者に口をそろえて「メシが美味い!」と言われていました。

そこまで言うのなら・・・ということで、できるだけ早めに検証したかったのですが、到着後10日ほどは、レストランや個人宅に招いていただいての食事が多かったので、「ありのままの」ローカル食にチャレンジする機会があまりありませんでした。

が、ついに昨日、仕事帰りにドライバーにお願いし、アビジャンの商業エリアである「アジャメ地区」に立ち寄り、地元飯をお持ち帰りすることができました。

大通りから一本入ると、人や商店で賑わってはいるのですが、とにかく明かりが少なく少々怖いものがあります。建物も正直、掘っ立て小屋のような小さな家ばかりで、お世辞にもきれいとはいえません。でも、建物の中をのぞいたり、道行く人々の表情をみると、それなりに活気があり、また、どことなくのんびりした空気も流れています。

この地区だけでなく、この国に来て思うのは、やはり生活環境はきれいとは言えないですし、それなりに貧しい暮らしではあると思いますが、人はとにかくガツガツしていないというか、穏やかでフレンドリー。多少の交渉事でも「ごり押し」という雰囲気はありません。人と話すときも、物理的にも精神的にもほどよい距離感というか、日本人に多少通じるような慎ましさを感じます。

恐らくこれは、比較的恵まれた自然環境で、伝統的に「食うに困らなかった」ことが、人々の気質に影響している・・・ような気がします。アフリカでも国や土地によって本当に風土も気質も本当に様々なんだと思います。

 そんなことを考えながら、ドライバーと相談してある屋台に目をつけ「チキンの煮込み」を注文しました。

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「ハーフサイズ」ですが、大ぶりにカットしてくれたチキンが6、7個は入っていたでしょうか。かなりのボリュームです。少し大きめのパックがいっぱいになりました。これで2,000FCFA(セーファーフラン。西アフリカ8か国の共通通貨)=400円です。

千切りの玉ねぎと、細かく刻んだトマト、そして、超辛い唐辛子のペーストが一緒に添えられています。

そして、一緒にいただくのは「アチェケ」。これはキャッサバ芋を粒状にしたもので、コートジボワール国民食の一つです。見た目は北アフリカの「クスクス」に似ていますが、クスクスはパスタと同じセモリナ小麦が原料で、食べ方もちょっと違います。好き好きはあると思いますが、私は、どちらかといえばアチュケのほうがあまりお腹にたまらず、食べやすいと思います。芋(植物)由来のほのかな酸味もクスクスにはない特徴です。

直観ですが、これは、日本でも受けるのではないでしょうか・・・

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味は、コクのあるチキンのスープに唐辛子、玉ねぎとトマト、そしてアチェケのほのかな甘みと酸味が混ざり合って、非常においしいです!

すでに、原料や加工方法、レシピなど、色々な方が紹介されていますね。

魚のグリル&アチェケ -レシピ|コートジボワール料理 | e-food

コートジボワール料理 | 世界の料理、各国料理について

Attieke

ちなみに、地元の屋台、衛生的にはちょっと不安もよぎりましたが、今のところお腹を壊したということもなく、体調も特段問題ありません。これは無謀なチャレンジなのか、さほどのことでもないのか、あまり情報がない国なのでよくわかりませんが、とりあえず、コートジボワール料理=アチェケが、噂にたがわず美味しいということは間違いなさそうです。

車中心の生活、太らないよう気をつけます・・・

 <追伸>

オフィスで同僚がランチに注文してくれました。出前。チキンと付け合わせだけで1,000FCFA(≒200円)。トレーがなにげにアフリカンです。

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魚と一緒でもイケます。これはスズキ。ホワイトソースも美味しかった。ホテルなので全部で7,000FCFA(≒1,300円)。

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