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grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

東アジア杯、日本対中国に思う。「勝ち切る」ってなに?

昨晩はひさびさにサッカー日本代表の試合を見ました。

得点シーンは本当に見事でした。私も学生時代までサッカーをやっていましたので、あんなギリギリのスルーパスを受けて中に折り返してそのままシュート、という流れは本当に理想的で、ああいうパターンをよく練習していました。

あと、後半に、永井と興梠で相手DFを追い詰めてシュートまでいったシーン。あれが決まったら本当に最高でした。

ただ、全体的には、引き分けただけあって、相変わらず不完全燃焼な感が否めません。シュートやチャンスの数だって、圧倒したわけではありません。

日本はパス回しが本当にうまい。キープするのは上手です。ただ、いつも感じるのですが、リズムに乗りすぎているというか、他の選択肢がありそうな時でもダイレクトやワンタッチのパスを自動的に、流れで選択してしまっている気がします。

せっかく前線に入ったボールをきれいに後ろに落としているのを見ると、時々、サッカーではなくラグビーを見ているんじゃないかと思うほどです。これは、いわゆる海外組が入っても同じ。ボールがなかなか相手の嫌なところに入っていかない。

やはり、場面や流れに沿ったベストな選択、時に強引なドリブルや、流れを変えるミドルシュートも含め、「相手に圧力をかける」プレーをもっと見てみたいですよね。

とはいえ、技術だけみれば、中国との差は歴然。中国の選手は周りも見えていないしボールの受け方も雑です。フリーのDFでも余裕がなく、FWに縦にボールが入らない限り何も怖いことはありません。中国では国を挙げてサッカーの強化に取り組んでおり(冬のオリンピックも開催が決まったので、次はサッカーのW杯が最大の誘致の目標でしょう)、少しずつ日本とのレベルの差も埋まってくると思いますが、今の開き具合であれば、あと10年は日本は負けることはあってはならないと思います。現状でレベルに差がある北朝鮮や中国には、とにかく勝ち続けて(少なくとも引き分け)「格の違い」を固定化してしまうことが大事です。その意味でも、東アジア杯はとても重要な大会だと思います。かつて、92年くらいだったでしょうか。当時のオフトジャパンは、この大会を制して、選手もファンも「いける」という感覚をつかみました。これからは、この大会は、Jリーグ組だけで勝ち続けて、東アジアで日本代表の強さを知らしめることを目的にする。そういう位置づけにしなければなりません。

ところで、ここ1~2年くらいでしょうか。特にサッカーの日本代表で「勝ち切る」という言葉がやけに増えてきた気がします。今回も、試合後のインタビューで「勝ち切れなかった」という反省の弁がしきりに出ていましたが、この言葉にはどんな意味があるのでしょうか。

「勝てそう」なのに勝てなかった、「勝てるはず」の試合を引き分けてしまった、ということでしょうが、この言葉に、言い訳じみたニュアンスを感じるのは私だけでしょうか・・・なんか、こう言うことで、勝利という結果を得られなかったにも関わらず、「(まだ)自分たちのほうが上」ということを再確認している、自分に言い聞かせているような気がしてなりません。

やはり、本当に「勝たない」と自信につながりませんし、相手を畏怖させることはできない。王者の発言ではありません。

勝負の世界ですから、これからも残念な引き分けや負けはあると思いますが、「結果は出なかったけど俺たちのほうが上」と言わんばかりの「勝ち切る」発言は聞きたくないです。

ハリルホジッチ監督への批判の声はいまだ大きくなっていませんが、実はそろそろ正念場のような気がします。ぜひ、次の本番では胸のすくような試合して、「言い訳なし」の勝者のメンタリティをどんどん築いていってほしいですね!