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grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

鴨居玲の赤と青

東京ステーションギャラリーで開催されていた「鴨居玲展」に行ってきました。

会期終了日と三連休の最終日が重なり、かなりの混雑でした。

美術展のことは、先月、丸の内北口から山形行きの夜行バスに乗る際にギャラリーの前を通りかかったとき、入口に大きく掲げられたポスターを見て知りました。

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私はもともと美術鑑賞が好きなのですが、鴨居玲のことはまったく知りませんでした。

でも、このポスターを見たとき、

・真っ赤な絵なのに全然、毒々しくない。むしろ、この赤は、純粋さや無垢さを感じさせる。

・ピエロは悲しそうではあるが、どこか、ふてぶてしさもある。「やってくれそうな」感じもある。マジメ。でも隠せない悲しみ。

・姿勢。頭、腰、背中。微妙なバランスで立っている。何かあると倒れてしまいそう。

と、ざっとこんなことを感じました。特に、その独特の「赤の透明感」がとても印象に残りました。

今日、この絵を含め、鴨居玲の作品を一通りみて、最初にこのポスターから感じたことは、適切な表現ではないかもしれないけど、あながち間違ってはなさそうだなと感じました。

また、「赤」に比べると圧倒的に少ないですが、一連の教会の絵(窓や扉が全くない)や、『月に叫ぶ』『望郷を歌う(故高英洋に)』などの、青を基調にした絵も印象的でした。

特に、『望郷を歌う』を見て、韓国人(朝鮮人)の情念は「赤」というより炎を思わせるような「青」で表した方がぴったりくるのではと(改めて)思いました。唐辛子やサッカー代表のユニフォームなど、韓国(朝鮮)は「赤一色」という印象がありますが、彼らの激情は「赤」ではなく、むしろ、胸の奥底で燃え続ける(かつ、赤よりも高温の)「青」が基調になっているような気がします。

http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/syozou/sakuhin_detail.php?SakuNo=08042600

以上、とりとめもなく、浅はかな感想を書き連ねましたが、いずれにしても、鴨居の作風(構図、色使い、綿密に準備を重ね一息で描くようなスタイルなどなど)、真剣さ、純粋さ、愚直さがとても好きになりました。

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ステーションギャラリーも、改めていい雰囲気です。

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