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grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

エヴォラ、城壁に囲まれた古都

 モンサラーシュからの帰路もタクシーに乗り、1時間もしないうちにエヴォラに戻ってきました。

町はそれほど大きくはないはずですが、モンサラーシュの浮世離れした静けさから抜け出て来た私たちには、ずいぶんと賑やかな都会に感じます。

宿は西の城壁近くにあるHotel da Cartuxaにしました。外見はコンドミニアム風の割と大きめのホテルでした。部屋は床が大ぶりのタイル張りで広々としており、バス、トイレも広くて綺麗でした。ツインで85€(2005年当時)。ポルトガルにしてはちょっと値が張りますがお勧めです。

Hotel Da Cartuxa, Évora - Logitravel

 

さて、エヴォラはオリーブの田園地帯と城壁に囲まれた、おだやかな賑わいをみせる古都です。約2~3km四方の旧市街には、水道橋やローマ神殿、中世の大聖堂や修道院、近世の貴族の邸宅が、中心部の歴史地区を中心に散在しており、どこかしら、長い歴史の混乱を生き抜いてきた誇りのようなものが感じられます。

最初に訪れたのが中世のカテドラル。面白いことにカテドラルの屋根(テラス)に出ることができます。とんが帽子のようなドームもかわいらしく印象的です。ロマネスク建築の重厚感と素朴さをベースとしながらも、ゴシック様式の「上に伸びようとする」意欲も感じられる、ユニークな大聖堂です。ヨーロッパでは相当な数の大聖堂や教会を訪れましたが、見た目にこれほど個性的なスタイルは見かけたことがありません。

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大聖堂隣のロイオス修道院。右側にポサーダ(古城や修道院、貴族の館などを改装した国営の宿泊施設)が併設されています。内部のタイル模様(アズレージョ)や調度品もとても綺麗でした。

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街角の風景。美しい白壁に梁の部分のパステルカラーの塗装、青い空がマッチしてとてもいい雰囲気でした。 

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中心部から町の北側の城壁近くにあるカルヴァリオ修道院に向います。ドアの呼び鈴を鳴らすと、シスターが出てきて内部を一通り案内してくれます。

礼拝堂の内部、壁の青いアズレージョがとても美しい。

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その後も町の中をうろうろしました。町の中央、ジラルド広場から東に延びる Rua 5 de Outobro(10月5日通り)にはカフェや商店が多く賑わっていますが、その通りでちょっと洗練されたデザインの食品雑貨屋さんを見つけました。"Boa Boca"(good mouth)という名のお店です。

検索してみると、ロゴと住所が変わっていますが、恐らくこれではないかと。

Boa Boca

今は商品もさらに洗練され(インターナショナル仕様)、ヨーロッパやアンゴラなど数カ国にも展開しておりかなり大きくなっているようです。

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妻が何を買ったか忘れてしまったのですが、私はここで泊まったホテルと同じ名前の"Cartuxa"の白ワインを買いました。エヴォラの有名なワイナリーで規模も大きいようです。

CARTUXA

 

引き続き散策。ポルトガルはヨーロッパの他の国と違い、落書きや路上のゴミなどはほとんどなくとてもきれいです。

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夕食はオ・アンタオン(O Antao)というレストランで頂きました。店はこじんまりとしていますが明るく綺麗です。料理も美味しかったのですが、何を食べたか忘れてしまいました。確か、前日のどっしりしたアレンテージョ料理でお腹いっぱいになりすぎたので、タラの煮込みか何かを頼みました(右)。左はこの地方のチーズ。

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Restaurante O Antão - Évora | Lifecooler - Viagens e lazer em Portugal

お店のウェブサイトはないようですが、まだ営業しているようで良かった。年中無休はヨーロッパでは珍しい!

 

夕食後の散策。左はライトアップされた夜のディアナ神殿。ブレブレです。

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そういえば、この町に思いを馳せるきっかけになった天正遣欧使節のことは、旅行中すっかり忘れていました・・・とても横着ですね(苦笑)。

当時購入した「地球の歩き方」には『日本からはるか海を渡った天正遣欧少年使節は、ヨーロッパ最初の都市リスボン滞在の後、1584年9月にこの町を訪れ、大司教の歓待を受けた。彼らが7日間滞在したイエズス会のエスピリト・サント学院は、現在は高校として使用されている』とあります。

恐らく、少年たちが見た風景の一部は、私も見ることができたと思いますが、またいつかエヴォラを訪れることがあれば是非その高校を訪れてみたいと思います。