玉川大師「奥の院」と境内の羊
昨日の午後、二子玉川駅から徒歩20分ほどの「玉川大師」に初めて行ってきました。
ここは、本堂の地下にある「奥の院」で有名です。
本堂に入り、左手にある階段から地下に降りると、いきなり真っ暗闇の通路が続きます。右手でひんやりとした壁に触れながら、つまづかないように恐る恐る進むと、所どころ、灯りとともに石像や壁画が現れます。さらに暗闇を抜けて進むと、通路の左右に石仏がズラリ!何と300体ほどあるそうです。さらに奥にはお釈迦様の涅槃像や弘法大師の立像もあります。壁には天女の彫像もかかっていました。
涅槃像の前で手を合わせ、個人的な願い事をしようとして、イスラム国に拘束されている後藤さん(と亡くなった湯川さん)のことがふと頭をよぎりました。事態は予断を許しませんが、後藤さんには何とか無事に戻ってほしいと強く願いました。
この「奥の院」、地下の通路は狭く、真っ暗闇の部分も長いですが、意外に怖さや圧迫感は感じません。むしろ、暗闇に「包まれている」「抱かれている」という感覚でしょうか。。。不思議な安心感がありました。
いずれにしても、これほど多くの「仏様」に囲まれることができる場所は他にないでしょう(少なくとも東京では)。今回は妻と二人で来たので、暗闇でも気がまぎれたのかもしれません。次はあえて一人で来て、どんな感覚になるか味わってみたいと思います。
<リンク>
http://www.tesshow.jp/setagaya/temple_seta_gyokushin.html
http://matome.naver.jp/odai/2140228124604056701
ところで、玉川大師の境内には石の羊が二匹います。
ちょうど、本堂の右手の通路を入った所、左右にいるのですが、これはどういう意味なんでしょうか・・・
今年の干支は羊なので、今日、思いがけず羊に出会えたのはめでたいと勝手に信じています。
帰りがけに二子玉川商店街から見上げた空。
小さな三日月がくっきりと見えました!