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grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

信州・上田への旅 【Part2:別所温泉2日目】

朝食は8時半。夕食と同じく部屋でいただきました。

これもまたバリエーションが豊富で、朝日館さん、食事は特に力を入れているのが分かります。

朝食後は、到着時から気になっていた外湯へ。外湯はいくつかあるのですが、私は迷わず、宿のすぐ近くにある「石湯」に向かいました。これは、小学校五年生の頃、テレビにかじりつくようにして見た、NHK真田太平記』にも出てくる真田幸村ゆかりの外湯です。

http://www.bessho-onsen.jp/sight/onsen.html

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入浴料は150円ですが、宿泊客は宿で入場券をもらえます。

中は脱衣場と浴場があるだけの、狭いシンプルなつくりですが、奥に大きな岩が!見たとたんに『真田太平記』で、幸村とお江が出会うシーンがふわりとよみがえってきました!

あまり時間がなかったので、さっと一風呂浴びてからすぐに宿に戻りチェックアウト。荷物を預けて、八角形の三重塔で有名な安楽寺に向かいました。

北向観音の参道を右手に、左に曲がって少し歩くと安楽寺の山門が。

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木々もかなり色づき始めています。夢中でスマホのシャッターを切りつつ「あぁ、もうそんな季節になったんだ」という思いが脳裏をよぎります。一年、早いですね・・・

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お寺の石段を登ると向こうに本堂が見えてきました。本堂の額の深い青色と、手前の紅葉の真紅の対比が本当に美しいです。(私の写真の腕前ではなかなか表現できないです・・・もっと上手くなりたい!)

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お目当ての八角形三重塔は本堂脇からさらに上った裏山の山腹にあります。本堂の辺りで少しふらふらしていると猫を発見!トラのような貫禄があるデッカイ猫でした。

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たちまち参拝客の人気者になります。

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猫を取り終えた後は拝観料(300円)を払って八角形三重塔へ。境内もいちょうが色づき、本当にきれいでした。

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途中、いくつか寄り道をしながら石段を上ると、木々の間に国宝の三重塔が見えてきました。確かにこれは日本全国みても他にない、珍しい建築様式であることは素人の私でも容易に想像できます。説明によると、鎌倉時代末期の建築とのことです。その後、何度も修復や補修を重ねてきたとはいえ、700年以上前の建築とはとても思えない、とても生き生きとしたつやのある佇まいです。

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この寺の素晴らしいところは、三重塔だけでなく、三重塔も含めた全体の雰囲気というか、一体感があるところでしょうか。上手く表現できないのですが、山腹を利用して作られた寺域が、周りの自然と上手く調和しているような雰囲気があり、これもこの寺の魅力を引き立てているような気がします。この点、鎌倉との共通点を感じますが、もしかするとそれ以上ではないかとも思わせるような、とにかく、一見の価値があるお寺です。

参拝を終えると、早くも昼時ということで、妻が友人から紹介してもらったという蕎麦屋「そば久」さんへ。

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手打ちの蕎麦はのどごしが柔らかで、風味もよく美味しかったです。

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食事の後は、近くの常楽寺と別所神社にも立ち寄りました。

常楽寺は、裏手にある石造りの多宝塔(700年前のもの)が重要文化財ですが、豪農の母屋のような本堂と、その手前にある巨大な松のほうがインパクト大です。特に本堂は、ここでしか見られないような特徴的な形です。

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裏手の別所神社は、社殿よりも大きい舞台が見どころです。ここからは、別所温泉の市街がちょうど額縁のような形で見渡せます。ここまで上ってくる観光客はほとんどいないですが、この舞台と、そこからの景色は一見の価値ありです。

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こんな感じで、ひとまず旧跡の散策を終え、荷物を預けていた宿に戻ったのは午後2時前。そこからはまたゆるゆると坂道を下り、別所温泉駅に向かいました。

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別所温泉まとめ>

別所温泉は小じんまりとしており、派手さはありません。むしろ温泉地としては商店なども少ないです。しかし、見ごたえのある名所旧跡がいくつかあり、アクセスもよいため、温泉街としてやっていけるだけの客足は確保できるのでしょう。長い歴史に裏打ちされた落ち着いた佇まいの中にも、それなりの活気が感じられます。温泉を純粋に、静かに楽しむのを目的に来るには理想的と思いました。いわゆる「老舗」旅館もそうでない旅館も含め、宿の質は全体的に高そうです。ゆっくり過ごせる温泉です。