grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

サンセールの白ワイン、酸とミネラル、果実味のバランスが光る

11月も上旬が終わり、そろそろ寒さも本格的になってくる頃です。これからの季節、ワインは赤のほうが気候にも料理にもなじみやすい気がしますが、このところ、何故か赤ワインよりも白ワインのほうが好きというか、飲みやすく感じることが増えてきました。

ハードな赤を飲むにはちょっと体が疲れているからでしょうか・・・

それはさておき、今日頂いたワインも白。フランスのロワール地方、サンセール(Sancerre)の白ワインです。

Domaine François Crochet "Sancerre" 2007

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サンセールはロワール河の上流、左岸にある生産地区です。

ワインの産地で言うところの「ロワール地方」はとにかく広く、無理に一くくりにする必要はないんじゃないかと思うくらい、地域によってぶどうの種類も、土壌も気候も全く違います。

中でもサンセールは、プイィ・フュメなどと同じく、ロワール地方のワインの中ではかなり上流にあり、トゥーレーヌやソーミュールなど他の産地が互いに隣接しているのに対し、サンセールは随分離れたところにあります。行政地域でも、ロワール河下流から中流の有名地区が "Pays de la Loire"地域にあるのに対し、サンセールは "Centre"地域にあります。すぐ隣はもうブルゴーニュ。

そのためか、もともとはブルゴーニュと同様、ピノノワールの赤ワインがメインだったようですが、19世紀に流行した虫害(フィロキセラ)でぶどうの木が壊滅的な被害を受けたため、虫害に比較的強いソーヴィニヨン・ブランを導入したという経緯があるそうです。

今日頂いたのもソーヴィニヨン・ブラン100%の白で、妻の友人がお土産に買ってきてくれたものです。

抜栓して間もない頃は香りがあまり立たなかったのですが、2~3分経つとハーブのような爽やかなアロマがグラスいっぱいに広がってきました!口に含むと、すっきりとした酸味やツブツブ感のあるミネラルが感じられ、非常にクリアな印象です。味はりんご、グレープフルーツ、あるいは柚子を思わせるような果実の(皮の)苦味と甘みが余韻に残ります。

酸、ミネラル、果実味、どれをとっても強いインパクトを感じますが、どれが強すぎるということもなく、非常にバランスが取れた、作り手の高い技量が感じられる、ハイレベルなワインと思いました!

サンセールのワインは約10年ぶりに飲みましたが、こんなに美味しかったかな・・・と思わせるような素晴らしい味わいでした。

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ちょっと調べてみると、フランソワ・クロシェという生産者はサンセールでもかなり有名な作り手のようです。"Francois Crochet Sancerre" で検索するとかなりのヒット数です(本人の写真もかなり出てきます)。

ドメーヌのウェブサイト:

http://www.ve2f.com/domaine-francois-crochet/

日本では、Wine Stylesさんという会社が扱われているようです(今日紹介したものは残念ながら品切れのようです)。

http://ameblo.jp/winestyles/entry-10844099925.html

http://www.winestyles-shop.com/products/list.php?category_id=22

サンセールの周辺は、同じロワール地方でも、古城めぐりで有名なトゥールなどからは離れていますし、日本からはちょっと行きにくい場所ですが、森と川がとても綺麗で、みずみずしく緑豊かなところです。ロワール河もいいですが、穏やかに流れる小さな支流もたくさんあって、カヌーやカヤックなども楽しめます。

フランソワ・クロシェでは赤やロゼも作っているようなので、できればいつか、現地に行って白、赤、ロゼを全て制覇してみたいと思います!(なかなか実現は難しいですが・・・)