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grenelle165's blog

ふと考え、感じたことをできるだけ素直に綴りたいとおもいます

シュタインベルガーのアウスレーゼ、四半世紀の味わい

昨日、夕食後に妻が料理関係の友人からプレゼントされたという、ドイツの甘口白ワインをいただきました!

ミレジム(製造年)は1989年。25年ものです。

ドイツワインの格付けは、基本的に「畑」を基準とする欧州の他国のものと違い、使用するぶどうの糖度と、そのぶどうの収穫時期によって決まるそうです。糖度が高いほどクラスが上がります。緯度が高く日照時間の短いドイツでは、ぶどうを完熟させるのに他の国より手間がかかりますし、糖度が高い(甘みが凝縮された)ぶどうにそれだけ価値があるということですね。ドイツの食べ物といえばソーセージやジャガイモ、酢漬けキャベツ(ザワークラウト)、ライ麦パンなどを思い浮かべますが、デザートやチョコは量がたっぷりでとにかく甘い!のを思い出します。ワインでも甘さに価値を置くのも何となく納得です。

今回、いただいたのは、ラインガウ地方(ライン川沿いのコブレンツからマインツの間くらい)のアウスレーゼアウスレーゼとは、完熟したぶどうの「房」を選りすぐって作る甘口ワインです。品種はもちろんリースリング。ワイナリーはシュタインベルガー(Steinberger)。ラインガウを代表する有名ワイナリーの一つです。

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四半世紀の年月を経た味は・・・「とろみ」があって、、、甘い!!色も濃い琥珀色で、白のポートワインを飲んでいるかのようでしたが、どことなくさわやかな酸味の名残も感じます。

コルクにも酒石が!ミネラルや酸をたっぷり含んだ、いいワインの証ですね。

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ドイツのワインは、このように糖度の高い高級ワイン(貴腐ワインなど)や、も一般的なものでも「マドンナ」や「シュヴァルツカッツ」など、少し甘めの白ワインがよく知られていると思います。

でも、個人的には、ミネラル感がたっぷり感じられる辛口ワインも、ドイツワインの魅力ではないかと思います。

思い出に残っているワインの一つが、雪の降る2月の初旬に、旧東ベルリンのハッケシャーホーフ(Hackescher Hof)で飲んだ白ワイン。

グラスワインで頼んだのですが、ツブツブのミネラル感と爽やかな味が印象的で、店員さんにどんなワインか尋ねたところ「ミュラートルガウ(Müller-Thurgau)」と、ぶどうの品種を教えてくれました。

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後から調べてみると、ミュラートルガウはドイツではリースリングの次に多く生産されているようです。爽やかな風味が特徴ですが、一般的には早飲みタイプのものが多く、ぶどうのポテンシャルはリースリングより落ちる・・・などと書いてありました。

でも、その時の自分は、その「一般的な」品質の白ワインがとても美味しく感じました!

初めて行ったベルリン。シュニッツエルを待ちながらグラスを傾けていると、ちょうど、カフェの窓から雪が軽やかに舞い始めたのが見えました。寒い日でしたが、どことなく楽しげな外の雰囲気もかさなって、ワインの涼しい味わいと元気なツブツブの感触が強く印象に残っています。

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これは年季入ってますね・・・私の生まれ年です笑

1975 Steinberger A

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価格:43,200円(税込、送料別)